京丸桜 きょうまるざくら Khomaruzakura

肥後系 濃ピンクに淡色絞り六英波状弁大輪。 まとまりの良い端正な花形。草丈は地植えで70cmほどに伸びる。
光田系ピンクの改良型で、光田系より丈夫で露地植えも可能。

07年、08年は、濃桃色の花を咲かせるグループを数多く選抜した。この系統は、光田氏が90年代の後半に
多く育成したが、草丈低く、性質が弱い品種が多く一般向きではなかった。この点を改良して少しでも性質の
丈夫で、草丈もあり、花菖蒲園でも植栽可能な品種をと取り組んだ結果、数多くの個体が生まれた。

※ 濃ピンク系は、開花時の気温の影響を受けやすく、一日の気温の差が大きく、朝は涼しく日中の最高気温
が24℃前後以下の気温で咲いた場合は濃いピンクに発色するが、一日の気温差が小さく26℃前後以上の気温
ではピンクが薄くなりやすい。このため、6月上旬頃までに咲かせると濃く咲く。また開花1日目は濃く咲くが、
2日目は退色する。