
「第34回ダイヤモンドリリー展」が10月末より開催されます。
ダイヤモンドリリーは、ヒガンバナの仲間で南アフリカ原産の球根植物です。
学名はネリネ(Nerine sarniensis)といいますが、花弁が光に当たるとキラキラ輝くことから、一般的に「ダイヤモンドリリー」と呼ばれ、近年は切り花や鉢植えなどで人気が高まっています。
加茂荘で誕生したオリジナル品種
加茂荘花鳥園では、このダイヤモンドリリーを1986年に導入して以来品種改良を重ね、少しずつ花のグレードが上がるよう努めてきました。
現在は、手まりのように高密度で、一般的なものよりもはるかに大きなダイヤモンドリリーをはじめ、色・かたち様々なオリジナル品種が公開されており、そのほぼすべてが当園で種から育てられたオリジナルのものです。ダイヤモンドリリーは、入れ替えをしながら全部で約1万株ほどが展示される予定です。

園内2か所で違った楽しみ方ができるダイヤモンドリリー
同園では、ダイヤモンドリリーを2か所で展示しており、それぞれの場所で違った楽しみ方ができます。
受付から直結している展示温室では、一番多い時で3,000株ほどが展示され、ガラス張りの天井から明るい陽の光が差し込むと、花弁がキラキラと輝く様子がご覧になれます。
一方、外の花菖蒲園の東側に位置する築250年の庄屋屋敷では、土間や農機具小屋に置かれた古道具など使ってダイヤモンドリリー展示。和と洋が融合した美しいアレンジメントを見ることができます。
球根植物で育てやすいといわれるダイヤモンドリリーですが、実生苗だと開花までに早くても4~5年かかります。 加茂荘花鳥園では育種で種から育てているため、長年の試行錯誤の末に、今年ようやく咲くものもあります。

ダイヤモンドリリーの見ごろ
同園のダイヤモンドリリーの見ごろは例年11月上旬~中旬。花の生育状態で前後する場合がありますので、詳しくはHPまたはSNSをご確認いただくか、加茂荘花鳥園までお問い合わせください。
ダイヤモンドリリーの販売について
ダイヤモンドリリーの販売は、花の数が充実してからとなります。
販売開始時期につきましては、改めてHP及びにてお知らせいたしますので
いましばらくお待ちください。