新七彩の夢 しんなないろのゆめ SHIN
NANAIRO NO YUME
肥後系 中生 白地に紅の覆輪が入る六英咲き、花形が良く直径は18cm以上に咲く大輪。
草丈は80cm程度。性質、繁殖ともに普通。
光田氏は「七彩の夢」という名前を、覆輪花で一番良い品種に付けようと思っていた。現在の「七彩の夢」は園主の加茂が、
光田氏から譲り受けたものだが、そのときその話を光田氏から聞き、光田氏が、この花はまだ気に入らないところがあるから、
命名しないでほしいと言ったが、加茂氏がその花に「七彩の夢」という名前を付けたしまった。それが現在の「七彩の夢」である。
さて、光田氏はその後も改良を重ね、念願の覆輪が鮮明で花形も整った花を作出された。そこで「新」の文字を頭に付けて
この花を発表されたというエピソードがある。
覆輪の系統は、覆輪の色が白地に染み込みやすいが、本種はすっきりと分かれる。覆輪花では小さくなりやすい芯もまあ
まあの大きさになる。
1990年、光田義男氏の作花