仙女の洞   せんにょのほら   SENNYO NO HORA

江戸系   早中生   赤紫地に白の吹きかけ絞りの平咲き六英花。花径はおよそ16cm程度の中輪。
草丈は低く60cm程度。性質、繁殖は普通。

江戸花菖蒲の古花の中でも、松平菖翁が作出した「菖翁花」と呼ばれている品種の一つ。菖翁が江戸
時代末期の嘉永年間に著した「花菖培養録」に、翁自身が描いたこの花の絵図譜が紹介されている。
菖翁花の中では、「連城の璧」とともによく普及している。色変わりで「濃仙女」、「淡仙女」がある。