関 谷 せきや SEKIYA
江戸系 中生 納戸紫(くすんだ青がかる紫)に白の散絞り、六英咲き。花の直径は約15cmの中輪。
草丈はおよそ100cm程度。性質、繁殖は普通。
2001年の発表の花だが、江戸古花の「七小町」の改良品で、何となく古風な品種。江戸時代の花菖蒲には
こういった絞り系統の花が多かったが、多くは絶えてしまった。そんな郷愁もあって選んだ花。肥後系の観点
から見ればただの並花だが、最近の江戸系は肥後系の簡略型のような感もあって、あえて選んだもの。
型に囚われないのが江戸花菖蒲なのだから、こういうのがあっても良いのではないだろうか。
1999年、加茂花菖蒲園の作。