西行桜  さいぎょうざくら   SAIGYOZAKURA

肥後系 早中生  ややくすんだ藤色を帯びるピンクで咲き始めは濃いピンクの六英咲き。花径は
16cmほどの中輪。草丈は低く50cm程度。性質は丈夫で繁殖も良い。

花弁や雌蕊先端にフリルが多く、たいへん賑やかで豪華な花容。咲き始めは濃いピンクだが、次第
に薄いピンクになるのは、他のピンク系の花と同じ。ただ、本種はそれでも濃い方。

上下で一見違う花のように見えるが、どちらも同じ品種である。栽培条件によってかなり雰囲気が
異なり、色彩も微妙に変化する。下の写真は気温が26度c以上ある環境下で、色が薄く咲いたもの。
本当は、上の写真くらいに、もう少し濃い。

1976年、光田義男氏の作花。よく普及しており、園芸各社の通販カタログにも載り易い品種。
光田系ピンクの代表のような花。