三河八橋   みかわやつはし   MIKAWA YATSUHASHI

江戸系   中晩生   咲き始めは濃いコバルトブルーに咲く三英。花径は約11cm程度の小中輪。
草丈はやや低く60cm程度。碧鳳系で繁殖が悪いが、碧鳳ほどではない。

「碧 玉」とともに、花菖蒲のなかで一番青に近い花を咲かせる品種の一つで、花菖蒲園でこの花が咲くと
遠くからでもこの品種とわかるほどである。開花3日目にはやはり退色するが、赤紫味をあまり含まない。
花形は良いとは言えないが、とにもかくにも花色は素晴らしい。
品種名は、実生初花が小さな花で、カキツバタを思わせたことから、カキツバタの名所、愛知県知立市の
三河八橋から名付けた。
1995年、加茂花菖蒲園作