愛知の輝   あいちのかがやき   AICHI NO KAGAYAKI

種間交配種   早生   クリームがかる黄色の三英花。花径はおよそ10cm程度の小輪。
葉は薄い黄緑色。草丈は開花時期は50cm程だが、夏には100cm以上に伸びる。
性質は丈夫で、繁殖も良い。

戦後間もない昭和25年頃、愛知県の大杉隆一氏が作出した、花菖蒲とキショウブの種間交配
第一号品種。こんにちでは黄花菖蒲のごく普及した品種となって価格も安いが、30年ほど前は
まだ1株5000円もしていた時代もあった。

「金 星」とよく似ているが、こちらの方が色薄く、花はやや小型で開花が早い。
この品種から、芽変わりで葉が緑色になった品種に「みちのく黄金」、「愛知の光明」、
「みどり葉黄金」がある。

葉が薄い黄緑で、花が引き立たないが、株全体が黄色く明るい感じなので、花菖蒲園に植えると
曇りの日など特に浮き上がり華やかに見え、園全体のアクセントとして効果的である。